お米ってえらい!!
 

☆ なぜお米なの?
日本人が白米を食べ始めたのは江戸時代になってから。それまでは玄米や雑穀を食べていました。そしてその頃からビタミンB1不足による脚気がはやり始めました。 それまでと同じ内容の食事で白米に変えた結果、ビタミン不足になってしまったのです。

 庶民が牛肉を食べるようになったのは明治になってから。すきやきを食べるのがハイカラと言って流行しました。 それでも普段の食事に毎日肉を食べていたわけではありません。

 戦後になって生活が豊かになってくるともっと色々な物を食べたい、珍しいものが食べたい、という欲求とあいまっておかずが重視されてきたのです。 反対に、お米はただの澱粉質のエネルギー源としかとらえられなくなってしまいました。
 また、学校給食が始まりるとパンが主食となり、家庭の食卓にも洋食の増加と共にパン食が増えてきました。

 小麦はもともと寒冷な土地でお米の採れないような所でも育つ作物。 日本でも北海道が小麦の産地ですよね。 小麦は牛乳と一緒にとることによってタンパク価が上がります。 そして寒いからこそ体を温める動物性タンパクと脂肪が必要なのです。

 でもご飯に牛乳はあまり飲みたくないですよね(学校の給食では出てますが)。
そして暑い時にあったかい牛乳もちょっとね・・。 

 フランスのお菓子にご飯のプディングがありますが、こちらはおかゆというよりは、タイ米のようなパサパサのお米を煮て、さらにざるにあけて水で洗ったものを使います。 要するに日本のご飯のようにうまみと粘りのあるものではないから牛乳と合うんです。 
 
 お米は日本の南から北海道の1部まで全国的に作ることのできる作物 ごく1部では蕎麦や粟、稗などしか作れないところもありますが、基本的にはお米を食べて来ました。

 日本人がパンや肉や牛乳を毎日食べるようになってたかだか戦後60年。 明治から食べていたとしても140年は経っていないですよね。
 そろそろ日本人が2000年間(最近は縄文人も稲作をしていたらしいと分かってきたので3000年間?)食べてきたお米を見直しませんか。

☆ 玄米のパワー


 ダイエットが気になる人は食物繊維の大切さは知っていますよね。 食物繊は余分な脂肪を包み込んで排泄してくれるつよーい味方。 そして便秘がちな人も食物繊維を摂るとお通じがつくことがあります(ただ、ストレス性の便秘などは一時症状が悪化することもありますので、この時は手当てが必要です)。
 
 でも、玄米の力はこれだけではありません。
 玄米にはいろいろなビタミンやミネラルが含まれていて、食べた玄米をそのままエネルギーにできるのです。 
 消化するのにはビタミンやミネラルが必要ですが、玄米には必要なビタミンやミネラルを持っているので他のおかずがいらないんですよ。 
 白米ではこうはいきません。 おかずで補うにはおかずの方がたくさん必要となってしまってとても一食では食べきれる量ではなくなってしまいます。
 
 他にも女性にうれしいビタミンEがたくさん含まれていて、ホルモンの調整に役立ってくれたり、体の酸化を防いでくれます。 もちろん合成のビタミン剤よりは天然のビタミンの方が効力が高いんですよ。
 
 玄米のすごさはこれだけではありません。 特に玄米にはフィチン酸という物質が含まれていて、これは農薬などを洗い流してくれるのです。 
 昔広島に原爆が投下された時、広島で玄米と豆味噌を常食していた方たちが原爆病にならずに助かったという実話があるそうです。
 そして腸が元気になって善玉菌が優位になると体に蓄積していた有害物質までも排泄してくれるんです。

 今の私達の周りには食事だけではなく、空気も水も有害物質で汚染されてきています。こんな時こそ玄米を摂ってゆかないと体に毒素がたまっていって悪さを始めるんですうよ。

☆ 玄米はまずい?

 でも玄米ってパサパサで茶色くてまずそう。
 玄米を食べたことの無い人はまず思いますよね。
 でも玄米は炊き方ひとつで赤ちゃんから、病気の方、あっさり食べたい人も、しっかりモチモチまで色々な食べ方の出来る万能選手なんですよ。
 炊飯器、土鍋、圧力釜と炊く時間は白米より40−50分と長めながら、お好みのお米が食べられます。
 
 詳しい炊き方はお料理のコーナーも読んでみてね。

 それでもめんどくさーい。
 という方。
 こちらの簡単に炊ける玄米や白米に炊き込めるタイプで試してみてくださいね。

  −> こちらから

 





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