酵素の重要性
          実践健康研究家&真健康案内人SIGEL

第3回 酵素のむだ使いが老化や病気を招く

 人間の寿命は、人それぞれです。
 五十歳ぐらいで死ぬ人もいれば、
 金さん銀さんのように百歳以上になってもピンピンと健康でいきる人がいます。
 また、若いときから病気がちな人もいれば、きわめて健康な人もいます。
 なぜ、このような差が現れてくるのでしょうか。

 寿命や健康の差というのは、
 生命活動のもとといえる酵素の使い方に深い関係があると言われています。
 上記で説明したとおり、私たちの体内で一生の間に作られる潜在酵素の量は
 限られてい ます。

 したがって、体内の酵素をむやみに消耗すると、
 老化が進んだり、病気にかかりやすくなったりするのです。
 つまり、短命な人も、長命な人も、潜在酵素の量は生まれたときにはそんなに
 差がないのです。
 問題はその後です。
 毎日の生活で、どのように酵素を使うかにかかっているのです。
 短命な人は、潜在酵素を毎日多ぐ使いすぎたため、
 若くして病気になり命を縮めたといえるでしょうし、
 長命な人は、潜在酵素を節約しながら使ってきたので、
 健康が維持でき長生きできたといえるのです。
 健康で長生きするために重要なのは、潜在酵素の節約です。
 では、どうしたら酵素を節約できるのでしょうか。
 それには、生きた酵素が豊富に含まれた食物、つまり「生の食べ物」をとることです。
 生の食べ物には、もともと消化を助ける「食物酵素」が含まれています。
 これらの食物をとると、胃の上部で食物自体による消化(予備消化)が進み、
 消化に使う体内の酵素(消化酵素)を大幅に節約できます。
 そのことが結果的に、体内酵素全体の節約につながり、
 長い間には潜在酵素の節約になるのです。

 しかし、改めて現代人の食生活を見てみると、
 そのほとんどが加熱処理されたものであることがわかります。
 これでは、潜在酵素の消耗は、かなり深刻だと考えざるをえません。

 また、食べすぎもいけません。
 食物酵素乳酸菌を含まない食品ばかりを過剰にとっていると、
 潜在酵素のほとんどが消化酵素として使われるため、
 健康な生命活動に欠かせない代謝酵素(体内の化学反応をつかさどる酵素)が
 不足してしまうことになります。
 食べすぎが、肥満や高脂血症
 (血液中のコレステロールや中性脂肪が増えすぎた状態)、
 糖尿病など、さまざまな病気を招くのはこのためです。
 このほか、現代人が好んでとる白米や白砂糖、植物油などの精製された食品には、
 酵素はいっさい含まれていません。
 また、お酒の飲みすぎや喫煙・睡眠不足といった現代人にありがちな生活習慣も、
 体内の酵素をどんどん消耗させていきます。

 生野菜は体を冷やすからよくないとか、
 かさが大きく、繊維も多いから、たくさん食べられない。
 むしろ、煮たりゆでたりしたほうがとりやすいという人がいます。
 しかし、「酵素栄養学」の考えからいえば、これは間違いです。
 加熱処理した野菜は、ビタミンやミネラル、
 ファイトケミカル(植物由来の抗酸化栄養素)
 といった栄養素をとることはできますが、
 酵素は含まれていないことを覚えておいてください。
 また、生野菜や果物には、
 植物色素のポリフェノールやフラボノイド、カロチノイドといった、
 抗酸化作用や抗腫瘍効果を持つファイトケミカルも豊富です。


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