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その4
●肝腎要のお話
●肝腎要の肝は
●肝腎要の腎は
●肝腎かなめの要とは ◆骨盤の歪み
◆歯との関係
◆目との関係
◆乳癌との関係
古い漢和辞典に因れば、「肝心は肝と心、
人に大切なものなるより、故に必要又は大切等の義、
肝腎、肝要に通ず」又、
「肝腎とは肝臓と腎臓と、又、物事の主要なるに云う」とあります。
世間一般には、肝心要と表現しますが、
バランス健康会では肝腎要の義を採ります。
我々の身体で一番大切な部位は、
肝臓と腎臓と、更にこの二つの臓器の機能を左右する、
かなめの部位に相当する“要に肉の付いた”腰であります。
[肝腎要の肝は肝臓のこと]
肝臓は外部より口を経由して摂り入れられた物質
(飲食物、薬)が消化、吸収され、
血流に乗せて全身に配送しても安全かどうかを最終的にチェックし、
解毒、分解、合成、貯臓等を司る一番重要な臓器です。
私達の身体には外部から物を摂り入れる時に、
その物が安全か否かをチェックする関所が5ヶ所あります。
この5ヶ所の関所を無事通過した物だけが血管の中に入り、
肝臓に送られる仕組みになっています。
動物は本能的に視覚、嗅覚の2つの関所で
安全か否かを見分ける優れた能力を持っています。
人間も以前はその力がありましたが、
困ったことには化学合成の物質は@〜Dまでの関所を
堂々と大手を振って通過してしまいます。
そのため、肝臓での解毒作業が過大となり、
限界能力をオーバーして稼働せざるを得ない現状です。
肝臓での解毒能力に充分な余裕があれば、
生活習慣病の大半は予防でき、改善されると思います。
肝機能の強化が健康維持と老化予防の鍵となります。
●肝機能が低下した場合に発生し易い症状
・目の病気(特に右目)
・肩凝り(特に右肩胛骨)
・じんましん、つわり、皮膚湿疹、アトピー、花粉症等
・筋肉痛、こむら返り、しみ、ほくろ、毛髪トラブル等
・心臓や小腸に影響が出易く、下痢、便秘を繰り返す。
・怒りっぽくなり、疲れ易く、元気がなくなる、等々。
[肝腎要の腎は腎臓のこと]
骨盤の上に左右2つある臓器で、
肝臓が食物から摂取した栄養素を全身に送る前に、
安全をチェックし、解毒、分解、合成する入口の臓器であるのに対し、
腎臓は動脈によって全身に運ばれ、
エネルギー交換された老廃物が静脈により集められ、
体外に排泄する物質と再度使用する物質にふるい分ける作業をする
出口の臓器です。
肝臓が疲弊すれば充分に解毒されない余分な物質が血液中に混ざり、
腎臓が疲弊すれば排泄されるべき物質が血液中に残り、
再使用すべき有効成分が排泄されたりして、
完全に生理バランスが崩れてしまいます。
正に肝腎(肝心)の臓器です。
さて、腎臓に最も悪影響を及ぼすのが骨盤の歪みです。
左右に1つずつありますので、
どちらに歪んでも、歪んだ方の腎臓は圧迫を受け、
機能が衰えます。
1日に約160gもの源尿を濾過しますので、
左右どちらの腎臓が圧迫を受け、機能低下しても大きく影響が出ます。
現代人は冷房により外部から人為的に体を冷やし、
果物や甘い飲料水等の過剰摂取により内部からも冷やしたりして、
腎臓に負担をかけています。
うちわや扇風機の時代には無かった現象です。
●腎機能が低下した場合に発生し易い症状
・難聴等の耳の病気
・神経痛、腰痛、肩凝り等。
・冷え症、夜尿症、子宮疾患、不妊症等。
・血圧異常、午前中活力が無い等。
・オドオドし、恐怖感を抱く。何事にも消極的になる等。
[肝腎かなめの要とは]
肝腎かなめの要の部位で、
要に肉が付き、“腰”となり、骨盤の部位を指します。
人間は進化の過程に於いて、
突然、二足歩行に大変身したため、
身体の土台となるべき骨盤は、四足歩行時代と較べて、
非常に不安定な状態(逆三角形)で
二本の脚により支えられることになりました。
そしてそれまでは横倒しの状態で支えられていた背骨は、
垂直に押し立てられたため、
骨盤部位における僅少な歪みの発生でも、
大きくその影響を受けることになります。
当然、骨盤部位の筋肉群や体幹起立筋は急速に発達し、
樹上から地上に生活の場を移行し、
現在に至る訳ですが、
近代化以前の生活は生活そのものが
常に足腰を鍛えることにつながっておりました。
しかしながら、
現在はベビーカーで甘いジュースを飲みながらのお散歩、
幼稚園はバスの送迎に任せ、
本来ならば一番足腰の筋肉を発達、強化させる時期に
楽をして幼年期を過ごし、長じては脚代わりに車を使用する
近代文化生活にどっぷりと浸かっております。
その結果は既述の様に自己の体重も筋力によって
支えられない片足体重姿勢現象にみるとおりです。
そして生活習慣病へときちっとレールは敷かれています。
●骨盤の歪み
扇の骨を束ねる要が破損すれば、
もはや扇は用をなさなくなります。
人体の要に当たる骨盤の歪みは、
他の骨格部位に二次、三次の歪みを発現させ、
生理バランスを崩し、
一般的には無関係と思われている
視力、聴力、歯の噛み合わせにまで悪影響を及ぼし、
生活習慣病の源と結論付けても良いかと考えます。
人体の要である骨盤に歪みが発生すると
直ぐ影響を受ける臓器は腎臓です。
左右に一個ずつありますので、
どちらに歪んでも歪んだ方の腎臓は圧迫を受け、
血行不良、機能障害に陥ります。
次に影響を受けるのが肝臓です。
肝臓の場合は右にありますので、右に歪めば当然ですが、
左に歪んでも左の腎臓が先ず機能低下を起こし、
その負担が右腎臓に影響し、
やがて、肝臓に及んできます。
肝臓、腎臓、骨盤は物理的にはヤジロベエの関係にあり、
健康維持の肝腎要となります。
●歯との関係
近年、歯並びの悪い子供達が目立ち、歯列矯正の治療が盛んですが、
昔のように硬い物をよく噛む習慣が無くなった現代の食生活の変化により、
顎の張った顔立ちは少なくなり、
面長タイプが多くなっているようです。
顎が充分に発達せず、
32本の永久歯の生え揃うスペースが狭くなり、
更に軟らかい物しか食べない傾向にあるため、
28本しか生えない子供達が40%以上にも及んでいると云う
歯学会のデータがあります。
骨盤の歪みは顎の噛み合わせにも影響しております。
有名人や芸能人の中にも、
上顎と下顎の噛み合わせの歪んで見える方もおられ、
健康面でも問題がありそうです。
●目との関係
視力低下に関しては、
京都在住の眼鏡師の方から
非常に参考になる実態調査の結果を伺っております。
それは、毎年春先、就学期になると
眼鏡を誂える子供達が増えるとのこと。
検眼に来る子供達を観察すると、
例外なしに姿勢が悪く、
骨盤をきちんとして再検査すると
全員の視力が改善されることを発見されました。
数年間の記録をまとめ、
骨盤の歪みが視力だけでなく、
多くの疾病の下地になっていると云う結論に達し、
研究を重ねられ、遂に骨盤自己調整用のバンドを発明され、
その原理を組み込んで、
特許商品、ヘルスパワーパンツとして発売されています。
当会でも腰痛者にお薦めしております。
非常に興味のあるご研究と思います。
●乳癌との関係
近年増加している疾病に乳癌がありますが、
左右の乳房が同時に発症する事は先ず無いと思います。
必ず骨盤の歪みのある体位側、
即ち、右に歪めば右乳房、左に歪めば左乳房となると思います。
これは私の歪み理論からの結論ですが、
今までに数多くのご相談を受けて参りましたが、
未だ一度も左右同時発症の事例を聞いたことがありませんので、
先ず、間違いないと思います。
自然の摂理から考えますと、中絶や堕胎も関係すると思います。
ご専門医のご意見等頂ければ有難いです。
(次回に続く)
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