マーケットから見たホリスティック医療への流れ
                       実践健康研究家 SIGEL先生


 

4.生活習慣改善の大切さ

 上記のような経験をするまでは、
世間一般に言われている
常識や権威を疑ってみることを
全くしていませんでした。
大学教授が教えていることだから正しいだろう、
一部上場の大手製薬会社の薬は副作用も少なく効果が高いだろう、
現代医学や栄養学はかなり進歩しているだろう、と思い込んでいました。

でも、よーく考えると、
『世間的には医療を提供する側に属し、
薬剤師という国家資格を持っている私と妻が
なぜ現代医療的なアプローチで、
自分自身の健康や子供の健康を守れないのだろう』
という疑問が湧いてきました。

 薬に関しては、プロで、それで給料をもらっています。
大学で薬学を中心にですが、一通り、医学全般に関する情報は習いました。
大学院では薬の合成を研究しました。
世間一般の人と比べるとはるかに医療に関する知識は多いはずです。


『それなのになぜ教えてもらった常識的健康法では、
病気が治せないのだろう?』

と私のなかで非常に大きな疑問となりました。

 そこで、これまでインプットした知識を一度リセットして、
本当に健康になるにはどうすればいいのかを真剣に考えてみよう。
常識を疑ってみよう。
代替案がないか検討してみよう。
より安全で効果の出る方法がないか研究してみよう。
何でも自分自身で試して実践してみよう。

という訳で、真の健康とはなにかを考えて、
自分自身で実践しながら、勉強を開始しました。
この6年間の間に健康分野の本も1,000冊以上読みました。
いろいろな施設を見学したり、セミナーに参加して、
効果があると言われている健康法は自分なりに試してきました。

日頃仕事上入ってくる様々な健康関連情報や、
実際に自分でいろいろと実践していく中で、先に述べたように、
これからは予防医学の時代に必ず向かうとの確信を持つに至りました。

我々人間は場によって活かされている存在ですので、
外部環境や体内環境も含めた環境を整えることが大切です。
そのためには、生活習慣の改善が第一で、
特に最も重要なのが、
我々の体や心を作っている『食生活』ではないかと思います。

 体、心、精神・霊性、そして経済的健康のバランスをうまく保つこと
如何に大切か、21世紀になって、
そろそろ日本の一般の人たちも気づく時が近づいているようです。
これは時代の流れでしょう。
大きな時代のトレンドが変化しつつあります。 
現代のように情報が溢れる時代、
何が正しくて何が間違いかを見極める"目"を養うことも非常に大切です。

 「生きている間、健康で、幸せで、楽しくて、
死ぬ時は苦しまずに笑顔で眠るように死ぬ」ことができるように、
生き方と死に方を勉強してみたいと思っています。
これから予防医学の時代に向かい、
日本におけるホリスティック医学協会の役割は
ますます大きくなるのではないかと思っています。



以上

プロフィール:
   日・米・欧における医薬品事業や予防医学関連事業に従事。


資格:薬剤師、生活習慣病予防指導士、ホリスティック医学協会員、
   日本綜合医学会員
日・米・欧における医療業界でのビジネス経験を通じて、世界中で今まさに起こりつつある『治療から予防への大転換トレンド』を肌で感じている。

生活習慣改善をベースとした予防の大切さを
個人ホームページ『養生.jp』(www.yohjoh.jp) にて発信し、
健康に関心のある仲間を集めて、毎月、勉強会を開催中。


 実践健康研究家 & 真健康案内人 SIGEL
 2004年4月4日

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