トレーナーからの健康生活 全5部
  第3部 「健康でいられるための一歩」
        ナビスポーツアカデミー代表 スポーツトレーナー 櫻井優司氏


 まず朝起きたときにお水を飲みましょう。
 寝ている間には、おなかの中に消化酵素というのがあって、
 その消化酵素を水で中和させます。
 中和させた後食事をとってください。
 胃の中は強酸性といって、強い酸性になっています。
 その強い酸性を水を飲むことで中和してくれます。
 朝の水というのは非常に大事です。
 一杯で結構です。
 お茶でも結構です。
 とにかく朝起きたら水分を入れて、胃の中を洗浄してください。
 そうすればおなかがすきます。
 朝食べないでいいやということがなくなってきます。

 ぎりぎりまで寝ていて食べる時間がなくても、水だけは飲んでください。
 そうでないと 昼食までの間、胃の中は強酸性のままで、
 ちょっとのストレスで胃の中は傷ついてしまいます。
 水を入れている状態であれば、強酸性が弱酸性にはなりませんが、
 中酸性ぐらいに酸性濃度が落ちてきます。
 これが大事な1つです。

 それから、トレーニングをした後、
 30分以内に必ず何か物を口に入れてください。
 カロリーメイトでもいい、あんパンでもいい、牛乳でもいい、
 何でも結構です。
 タンパク質でもいい、チョコレートでも結構です。
 30分以内に胃の中に食物を入れることで、筋肉の疲労をとってくれます。
 何も食べないで家まで1時間だから我慢しようとか、
 その後家についたら忘れちゃったとかということがあると、
 筋肉の中の疲労物質は肝臓からのエネルギーで補ってしまいます。
 そうすると肝臓がプアになります。
 肝臓を補うために、
 少しずつ食べたものが肝臓にたまるのには何日もかかるんです。
 肝臓が弱った状態で大量に食っても肝臓には蓄積しません。
 肝臓からエネルギーを出すのを悪玉コレステロールといいます。
 筋肉から肝臓に運んでくるのを善玉コレステロールといいます。
 体の中で、運ぶのと取り戻す両方のコレステロールがほどよく動くためには、
 筋肉が疲労しているときに軽く物を入れることです。
 全く肝臓にエネルギーがなくなったときどうなるかというと、
 黄疸症状、疲れてくると黄色くなる、
 つめが割れてしまう、すきっ歯が抜けてしまう、
 髪の毛が抜けやすくなるというように、
 コラーゲンやビタミンCというのがどんどん体の中から排出してしまいます。
 だから疲れたときには、必ずほんの少しでもいいから食事を入れてください。
 それはエネルギーを循環させるためです。


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